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皆さんにはこの「絶倫!紅茶キノコZ」を買う会員を集めて頂きます。
そうすると、なんと!びっくり!
集めた会員さんがまた会員を集めて、どんどんお金が入ってくる訳ですよ。
本当に儲かるの。
ばっちりです!  私は生まれてこの方嘘なんかついた事ありませんから。
こんなもの売れるのかしら…
売れますよ!  どんどん会員が増えて、貴方たち大金持ちですよ。
そんなことよりも、
ねぇ、お兄さん、可愛い顔しているわね
なにするんですか!  ちょっ、ちょっとやめてください!
あら、純情なのね。
やめてくださいって!
ハッ?  私ですか?
そうです、貴方ですよ。
同志糸色望
同志?
最近集会にいらっしゃってませんね。
連絡もない、いったい如何なさったんです。
集会?  いったい何のことです?
決まってるじゃないですか、ハマショウの集会ですよ。
革命的宗教団体ハマショウのね。
宗教団体ハマショウ?
そうです、ご存知でしょう?
だって貴方は最高幹部の一人だ。
最高幹部?  この私が?
知らない、知らない、そんなもの知らない。
だいたい、ハマショウってどういう意味なんですか。
浜田翔子の略ですか。
それとも浜田省吾?
どちらでもありません!
「浜辺で人の小便を被りながら、いろんな事をしちゃう教団」ですよ。
略して「ハマショウ」
そんな可笑しな宗教があるものか!
なっ、なんですっと!  貴方、いま可笑しな宗教と言いましたね!
ハ、背信者ダ!
背信者ダ!
な、なんだ!
背信者!
背信者ダ!
裏切り者を許すな!
取り押さえろ!
ひどい目に遭った…
ここまで来れば。
そんな!
私は信者なんかじゃない!  だから背信もしていない!
勘違いだ!  人違いだ!  不条理だ!
こんな筋が通らない話があるか!
絶望した~!  不条理なこの世に絶望した~!
なに!  糸色望を逃がしただと?!
どんな手を使ってでも構わん、奴を捕まえろ!
ジーク·ハマショウ!
これに乗れば…
なんなんですか、ここは!!!
ふふっ、お前の弱点は分かっているぞ。
うぁっ!  女とレンコン!
なっ、なんだこれは…
ふふふ…  漸く会えたね、望くん。
裏切り者の君には改造手術を受けてもらおう、忠実なハマショウの戦士になるのだ。
改造人間!?  何を言ってるんですか!
そんな現実離れしたものが…
ひいいいっ!  いたーー!
さぁ、始めろ!
お願いします!  どうせ改造するなら…
せめてバッタ男とか、カブトムシ男とか、クリーンなイメージの怪人にしてください。
分かった。  お前は怪奇螻蛄男にしてやろう。
絶望した!  螻蛄男に改造された事に絶望した!
ただでも薄給なのに、螻蛄となんて!
くっそー  死んでやるー!
いや、待てよ…
こんな生きる甲斐のない人生、いっそ脳改造をされた方が幸せかもしれませんね。
どっ、どうしよう!?
助けてーー!
驚いちゃいましたよ、あんな所で寝ているから…
貴方、東京からいらしたんですよねぇ。
えっ?  …えー
あぁ~、やっぱり。
心配していましたよ、転任していらっしゃるのが遅いから。
転任ってどういう事ですか。
こちら、貴方たちの新しい先生よ。
先生?
初めまして、私が今日から君たちを教える糸色望です。
はいっ!
今日から先生のことを「左翼ゲリラ」と呼んでもいいですか。
左翼ゲリラ?  なんです、それ?
なんとなく先生って左翼でゲリラって感じかなと思って…
なるほど。
確かに左翼ゲリラって感じね。
左翼ゲリラ(先生)  よろしくー。
絶望した!  意味不明な渾名を付けられた事に絶望した!
今度こそ死のう…
先生…
死ぬぐらいなら、人助けしませんか。
人助け?
偽装結婚ですよ。
神聖鼻血ブー帝国の娘さんと結婚して頂きたいんです。
偽装結婚?  鼻血ブー?
この子です。
私は世にも可哀そうな不登校児である。
然し、
今日は自ら登校する。
もちろん理由がある。
誰もあたしを可哀そうがらないからだ。
なんで心配して家に来ない!
誰?
このクラスの生徒なんですけど!
私は不登校なのよ!
登校してきているじゃない。
今日は偶々よ!
そっそうなの?  ご免なさい、私、担任じゃないのよ。
じゃあ、担任は何してんですか。
え…その、
先生は先週から不登校で…
えっ?!  先生が不登校?
最近は珍しくないのよ。
生徒の不登校よりも先生の不登校の方やばいよね。
大丈夫かなー、心配よねー!
あたしを差し置いて心配されている!
ふっ!
まぁ、よいわ。  これを見ればみんな嫌でもあたしのことを心配するわ!
ア。
どうしたの、その怪我…
大丈夫…
やった!
すっごい怪我じゃない!
大丈夫…転んだだけだから。
転んだだけであんなにならないわよ。
父親のDVっていう噂よ。
DV?
なんか心配よね。
心配?
またあたしを差し置いて心配されて!
DVとか最近よく聞くし、珍しくもないわよね。
あたしが学校に来なかったのにはもっと深刻な問題があるの。
父が事業で失敗し、家も取られ、
借金取りから逃げるように四畳半のアパートを転々として、
食うや食わずの生活…
とても学校に来る余裕なんか…
貧しくて苦労したのねー。
やった!
日本豊か、食べ物落ちてる!  餓えて死ぬ事ないっ!
でもダメでしょう、拾い食いしちゃぁ…
だっておなか減ったんだもん。
これ、私の国にも生えていたキノコ。
どっち食べられるかわかるか。
さっさぁ…
どっちも毒ある!  食べられない!
それでも食べたよ。
それでも食べたよ。
食べなきゃ餓えて死ぬからだ。
一緒に食べた仲間、二人、可哀そうに…
もういいから!
心配だなー、もう。
またあたしを差し置いて心配されてー!
いいわ、そこまであたしを気にかけないなら、
…最後の手を使うまで!
あ~あっ、もう死んじゃおうっかな~。
イヤ!!
だめー!!
やった!
ななっ、なんなの!?
先生いらしてたんですか。
この人何をしているんですか。
見ての通り、自殺未遂よ。
自殺?
いつものことだから、あまり気にしないで。
あっ!  目が合った!
この人がうちのクラスの担任よ。
たっ担任なの?
びっくりしたでしょう、このクラス厄介な人ばっかりで。
先生からして、これだから…
でも良かった…
貴方が普通で。
普通!?
普通  普通  普通
決していい意味では使われない「普通」!
あらー、杏ちゃん良かったね~。  さっそくお友達できたのね~?
美香ちゃんと仲いいの?
仲いいですよ☆
健太くんとは?
仲いいですよ☆
奈美ちゃんとは?
普通
決して…
決していい意味では使われない…
「普通」!!
その漫画面白いの?
普通
あいつの彼女って可愛いの?
普通
こ~れ、「普通」の仕事だ~から。
あたしは「普通」じゃない!
可哀そうな不登校少女なのよ!
可哀そうな不登校少女と言われても、
先生からして不登校気味だし…
先生は高校どころか、自動車学校ですら不登校になる始末なんですよ。
自動車学校ですら!?
あのどんな危険な人でもなんだかんだで卒業する自動車学校ですら?!
寧ろそういう人はダブらないよ。
ちなみに藤吉さんのお兄さんなんて萌々木アニメーション学院不登校よ。
言わないでよっ、それっ!
よっぽど痛々しいわよ。
ただの不登校じゃインパクトに欠けるのよ、
だいたい不登校なのになんで登校してきているの。
だったら登校児でしょう!?
登校児と名乗るか、学校に来ないか、どっちかにして!
そういうのすごくいらいらするの!  きっちりしてよ!
君もこのクラスの生徒さんなんですか。
貴方が普通でよかった。
何せこのクラスには31、否っ! 32人の絶望的な生徒さんが居るのです。
謂わば絶望教室!
ちなみに吐血により隠れてしまっている部分はまだ考えてないとかそういうんじゃありません。
コーヒー零しただけじゃない。
そう言えばなんかやばそうな人がいっぱい。
不登校なんてまだ増しです…
来なさいっ!
あの子なんて、不下校なんですよ!
不下校?!
登校しないより、下校しない方がよっぽど厄介です!
彼女はもうずっと学校に引きこもって下校を拒否しているのです。
まぁ、普通に考えたら出会うはずありませんね。
貴方が登校したから出会ってしまったのです!
いくら辻仁成の本のように煽ってもダメです!!
っ何が不下校よ!  ただ下校しないだけでしょう!
不登校の方が社会的に問題よ!
「下校しないだけ」?
小森さん、この子に不下校の大変さを教えてあげてください。
先生が言うんなら…  いいよ。
果たして貴方に不下校が出来ますかな。
校内に残っていられれば貴方の勝ち。
そんなの簡単じゃない?!
下校時間になると流れてくるトロイメライの調べ…
わぁぁぁっ、先生すでに帰りたくなってきましたーーー。
不安でしょ、心細いでしょう。
っなによ!  これしき…
トロイメライに歌詞なんてあったかしら。
なんなのー!  この内臓を抉るような歌詞は?!
不安定になる!  不安定になる!
トロイメライに勝手な歌詞をつけるな!
あはっ、小森ちゃん!
あんた、この学校引きこもりの友達?
小森ちゃんが引きこもりなんかじゃないよ~。
座敷童だよっ!
小森ちゃんが引きこもっていてくれるお陰でこの学校は繁栄を保っている事ができるの。
彼女を下校させたら忽ち学校が滅びてしまうの。
実際小森ちゃんが出ていった前の家は残念ながら滅んでしまわれたの。
えっ?
小森ちゃんは全日本座敷童連盟の正式会員で、
きちんとした座敷童だから、安心して良いわ。
なっ、なに言ってんの、この子は…
あの…  貴方が出てくると、ややこしくなるから…
ではー、後ほどっ!
なっ、何なの。
こっこれは!?
夕暮れの住宅街から漂ってくるカレーの匂い。
おかーさーん~
校庭に伸びる鉄棒の影、
悲しげに鳴く動物たちの声、
薄暗くなった廊下のガラスに映る疲れた自分の顔。
無理しないで、帰った方が良いよ。
これからもっと厳しくなる。
暗くなった校内で恐怖による疑心暗鬼から幻覚が見えてくるわ。
そんな!  幻覚なんて見る訳ないじゃない!
ねぇ、先生…
ハー…
後ろに誰か居る!?
誰も居ないじゃないですか!  へっ変なこと言わないでください!
いま確かに…
やっぱりいる…
やっぱり居ないじゃないですか?!
なんで見えないんですか。
まさか、幽霊!
ちゅっちょっとだけ外の空気吸ってくる。
暗い、怖い、帰りたい!
予想以上に怖いよ!
大丈夫!  怖くなんてない!
何故なら、この闇に居るのは私たちだけじゃないからだ!
見てー、赤ちゃん!
赤ちゃんの下半身が天井から!
あたしは貴方たちのお母さんじゃないのよっ!
お母さんじゃないのよー!
おかーさーん~
イヤ~~
これがあたしの不登校体験でした。
あ~、そんな事もありましたね~。
日塔さんが不登校だったなんてすっかり忘れていました。
ウン、ウン。
どうしてこんなドラマチックな事を忘れるんですか!?
え?
ええっと…
割と普通の出来事だから?
普通って言うな!


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